わたしたちの教科書 第3話

今回、印象に残ったシーン

(ネタバレあり)

ある生徒がイタズラで、大城先生(真木よう子)の過去のスキャンダルを暴くビラを作り先生全員にメールしてしまった。大城先生は自分が辞めるしかないと副校長(風吹ジュン)に退職願を渡したのだが……ここでシーンは職員室に変わる。
副校長 「そんなモノ(=ビラ)は捨ててください。大城先生にはこれまで通り、この学校に居ていただきます」
先生A 「責任問題なんじゃ…」
副校長 「何の責任です? 大城先生はよくやっていただいてます。何の問題もありません」
先生B 「でも、こんなモノが教育委員会に見つかったら……」
副校長 「教育委員会とは既に話をしました。当校はこのような卑劣な行為に屈するつもりはありません。その生徒と保護者には、出席停止措置もあり得ることを、私から話しておきます」
……大城先生が副校長を見つめる眼差しは感謝と信頼にあふれており、今にも泣きそうなほど潤んでいた。

副校長は、藍沢明日香(志田未来)の死の原因を隠蔽しようとしている中心人物であり憎むべき存在なのだが、このシーンでだけは、僕自身も「この人について行きたい!」という衝動に駆られ、「こんな人が上司だったら……」と羨ましく思ってしまった。もちろん副校長は大城先生のためを思って彼女を救った【のではない】んだろうけど。

その他、気になったこと

  • 髪を後ろで結んでバシッとスーツ着込んで深刻な顔をしている真木よう子さんが居ると、画面が締まるなぁ。菅野美穂以上だ。
  • 志田未来(藍沢明日香役)と谷村美月(弁護士事務所を訪ねた生徒・仁科朋美役)って、「14才の母」でも、大切なクラスメイト同士だったよなぁ。
  • 子供の問題とか学校の厳しさとかはノーサンキューな私がまだこのドラマを見ている理由は、戦争はノーサンキューだけど戦争モノのドラマや映画を見るのと同じ。その極限状態に居る登場人物が魅力的なら惹かれるのだ。そんな訳で、今のところ子供たちなんてどうでも良かったりする(全然魅力的じゃないので)。