天装戦隊ゴセイジャー epic 34「ゴセイナイト・ジャスティス」より

 新たな敵からの問いかけ「地球を汚染して来たのは人間なのに、人間が地球を元に戻せる見込みはあるのか。そんな人類を護る必要はあるのか」……よく出るテーマだ。ゴセイナイト(ロボットみたいな仲間)はそもそも「人間を」ではなく「地球を」護るのが使命なので、この問いかけで悩んでしまった。
 敵にやられながら反論するアラタ(ゴセイジャーの1人)「人間が地球を汚したというのなら、地球を再び慈しみ清める事が出来るのも人間だ」 同じくハイド「今を明日に繋ぐのは人々の命だ」 それを受けてゴセイナイトのモノローグ「人の命を護ることが地球を護ることに繋がる。なぜなら、今を明日に繋げることが出来るのは、地球に生きる人間のみ」
 少々綺麗事な感じもするが、例えばドライに「今の地球から急に人間を取り除くと生態系が崩れて別の大問題が発生する恐れがあるので、なるべく当事者の人間が反省しエコする方が望ましい」と考えるのと同じかも。
 まぁ会社とかだと、会社をダメにした経営陣に会社の再建を任せることは決して無い訳で。「新たな経営陣が愚かな会社をバッサバッサと立て直す」のは「新たな敵が愚かな人類を統率する」のにむしろ似ていたりするのだが。(もちろん会社の場合は地球と違い、そのやり方でも全てを把握しコントロール可能である、という事情の違いがあるので単純比較してはいけないが)