ファイト 第17週「よみがえれ」

 優(本仮屋ユイカ)は太郎を吹っ切ろうとしているのに、太郎からは何かと電話がかかって来る。競走馬・サイゴウジョンコのレースも見に来いよと誘って来る。レースに行かなくてもその結果を電話で知らせて来る。優の気も知らずに……挙句には留守電に「琴子ぉー、熱出ちゃったよぉ」と今にも倒れそうな声が入っていて、しかも琴子って太郎が結婚しようとしているオバサンのこと。そう、間違い電話だ。優は何度か太郎に電話してみるが、太郎は電話に出ない。
 優は堪らず、その夜、太郎が働いている村上厩舎に*わざわざ電車に乗って*かけつける。
 しかし、そこには琴子オバサンの車が……。
 窓から覗くと、曇りガラスの向こうに「太郎を看病しているらしい琴子」の姿が……。
 太郎に会うことはもちろん電話も避けていたほどの優が、一番見たくなかった光景なのに。
 
 ついに温泉シーンが無いのに「ファイト」を見てしまった。
 上記にあげたような優の周辺のエピソードの他、若女将(三原じゅん子)のエピソードもけっこう好きだった。「私は未熟なので仲居に戻ってやり直します!」とかね。
 ただ、優の両親のエピソードは好きじゃない。父親・啓太(緒方直人)のグジグジぶりは自分を見ているようで嫌になるし、母親・亜沙子(酒井法子)は自分が啓太を追い詰めていることをわかっていないから嫌になる。亜沙子が啓太に「『バネを作っているあなた』が好きだから、ちゃんとリハビリして」なんて言うのは、彼の指を治したい一心の発言なんだろうけど、啓太にとっては良くないプレッシャーだよ、きっと。