あらためて OQO

ネットブック熱を冷ましたくて、XP・低解像度画面という点で似ている OQO model 01+ を半年ぶりに取り出し電源を入れた。しかし……。
OQO は、熱くてうるさくて画面が見づらくてキー反応が鈍い!!」
残念ながら、それが第一印象だった。特に、冬だというのに持っていて熱くファンがうるさいのには参った。大枚はたいて苦労して入手・セットアップして使い始めた頃には、心にバイアスがかかっていたのか「欠点を補って余りある魅力だ!」と感じていたのに、今回は「魅力をぶち壊して余りある欠点だ!」と感じてしまった。すごく残念だ……。
OQOは購入後、修理等で結構苦労もしたが、ちゃんと1年近く実用的に使っていた。職場が変わって自前のPCを職場に持ち込めなくなった頃から持ち歩く回数が減り、最初は不便だったが、そのうち「無ければ無いで済むなぁ」とネガティブな事実に気づいてしまい、使わなくなっていた)
半年ぶりのOQOは、僕自身の変化にも気づかせてくれた。僕にとっては、処理の速さとか画面の広さとか全体的な快適さ(ストレスの無さ)に対する要求(というか我慢できるレベル)が、半年前よりも上がっているようだ。多少の重さや大きさと引き換えにしても……。半年前よりさらに視力が落ちているせいもある。
Libretto や H/PC(Windows CEマシン)を毎日活用してホームページを更新していた自分は、もう居ない。そういったマシンを持ち込んで自由に仕事にも使える会社には、もう居ない。そもそも、モバイル機器活用の場である通勤電車にも、もう乗っていないのだ。
そうは言ってもOQOフォームファクタは、僕の眼には相変わらず魅力的に映る。今なら WILLCOM D4LOOX U に手を出してしまいそうだ。しかし、「コンパクトな筐体=熱くてうるさい」という印象をブレーキにして、時々ネットで調べたり店頭で触ったりするだけで我慢することにしたい。ってネットブックと同じじゃん。