SMAP 新曲「Dear WOMAN」について

 この日の「SMAP×SMAP」では、SMAP の新曲「Dear WOMAN」が披露された。
 SMAP の衣装は、資生堂 TSUBAKI のイメージカラー・明るいエンジ色のスーツだった。
 肝心の歌詞だが、最初から最後まで女性へのお世辞づくしなのはとりあえず良い。そういう歌なんだから。でも、サビの「ようこそ日本へ」って、意味不明で無理矢理だ。検証してやるぞ!ヽ(`Д´)ノ
 この歌詞に資生堂(というより広告代理店か)が込めようとした意味は恐らくこうだ。資生堂は、黒髪の髪質に合わせて日本古来の椿油をベースに各種成分を配合し現代風にアレンジした新商品を開発。そこで、「日本古来の椿油でちゃんとケアすれば、黒髪はとても美しくなりますよ」とアピールしたかった。それを「日本女性の黒髪は美しい」と誤解を生む省略をし(椿油は日本発かもしれないが、黒髪の女性は世界中に居るからネ)、さらに、日本女性(=黒髪という理論)に生まれた喜びを女性たちに誇りに思ってもらおうと、いいオトコたち(SMAP)に「ようこそ日本へ」と言わせた。もちろん元の意図はまるで通じず、結果的には「歌詞に違和感をもたらしただけ」だったケドな!ヽ(`Д´)ノ
 同じ歌詞中にある、「愛しいあなたが自分と同じ時代に生きていることは奇跡だ」みたいな賛美は、キザだが納得性が高い。それに比べて、世界のどこへだってすぐ行ける現代社会で「日本」限定て。
 これが、強制的なタイアップから生じた歪みなのだろう。もちろん、ターゲットである女性に対しては、女性誌等を通じて「説明」と言うか「フォロー」と言うか「言い訳」がなされていくのだとは思うが……世の女性たちは、どう感じるのだろうか。
 なお、CM に選出された女性タレントたちだが、黒髪が似合うコトと、世の女性たちが「ちょっとがんばれば勝てそう」と感じさせるコトが選出ポイントだったのではないだろうか。(でも実際に会うと、みんな凄いオーラ出てるケドね)
 以上、数日前の mikapontaさんのエントリに触発されて書いてみました。